皆様、明けましておめでとうございます。
お健やかに新年をお迎えのことと思います。
今日で三ヶ日が終わり、松の内まではまだ何となくお正月気分が続きますが、少しずつ通常の日々に戻っていくのでしょう。
子供の頃は年が明けることが、何かものすごく大きな変化のように感じていました。
年齢と共に、新年を迎えることが特別に感じられなくなりつつありますが、私の場合は、生徒さん達に、年末のお正月花の指導をすることで、あぁ、今年も終わるのだなぁ、そして、間も無く新たな一年が始まるのだなぁ、と実感します。
そして、毎年30日までお稽古があるので、いつも大晦日は紅白を聴きながら、バタバタと夜中まで動いています。
MISIAの時だけテレビの前に(笑)
昨年は殊の外仕事が忙しく、そこに母が骨折したものですから、12月は何をしていたかわからないほど目まぐるしく過ぎて行きました。
年が明けて、ようやく少しだけのんびりしています。
毎年、今年も良い年になりますように、と神社や御先祖さまに手を合わせ、日々の感謝とお願いをします。
夢の実現を祈願しますが、最近気づいたこと、それは、私はお花を生けているその時が一番幸せなのだ、と。
ですから、今年も思い切りお花を生けて参ります!
そして昨年は特に、生徒さん達の上達を実感する場面が多く、指導することの励みと喜びを身をもって感じられた、心から嬉しい一年でした。
今年は沢山のイベントが予定されており、心踊る楽しみな気持ちと、キチンとこなせるかしら、と少しの不安も抱いています。
しかしながら、どれもとても楽しい催しであり、皆様にも是非お運びいただきたく、ご案内させていただきます。
今年も沢山の場でお花を生け、生徒さん達への指導にも更に力を入れて、お花を通しての輪を広げて参りたいと思っております。
皆様にとりまして、幸多く訪れる一年となりますよう、お祈りいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
梶井宮御流
第二十一世家元
一松斎 藤原素朝