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​お知らせ

家元のよみもの Vol.15 夏休み

台風に振り回された夏の終わり、皆様、いかがお過ごしでしたか?

夏休みはどのように過ごされましたか?

残暑はまだ続きそうですが、少しずつ季節は移り変わっていくでしょう。



7月はいろいろなイベントがあった1ヶ月でしたのに、顔面の怪我のショックで思考が止まってしまいました。


先月の「家元のよみもの」も皆様を驚かせるお話になってしまい、申し訳なく思っています。お陰様で傷はスッカリ良くなりました!とご報告したいところですが……。完治まではしばらくかかりそうです。



この怪我をきっかけに何年かぶりに思い切って夏休みを取りました。

本部教室のお稽古をお休みさせていただき、休養しつつ、9月以降に行われるイベントの準備などをして過ごしているうちに、あっという間に1ヶ月がすぎてしまいました。

それでもいつもより時間に余裕がありましたので、友人とくろいだ時間を過ごし、小旅行を楽しむなど、心身共にリフレッシュした8月でした。



少し遡りますが、7月に久しぶりに三溪園で撮影をしました。

この時にはまだ怪我をしておらず、今思うと、本当に良かった!と思います。


かねてより、日本の伝統文化の一つである華道を、世界中からの観光客の皆様に体験していただく機会をもうけたいと願っておりました。

横浜が誇る名庭であり、私の思い入れの深い三溪園で、今月から定期的に開催することになりました。






思いを伝えるためにWebページ用の撮影をしました。

暑い中、着物を着ての撮影でしたが、お部屋の中は涼しく快適でしたから、辛いとは思いませんでした。慣れ親しんだ三溪園「鶴翔閣」で、楽しくお花を生けたり、お話したりと、有意義な時間を過ごすことが出来ました。


普段は洋服でお稽古していますが、外国の方の体験教室はやはり着物がベストと思い、撮影も着物を着ることにしました。

やはり着物を着ると、背筋も気持ちもスッとします。

そして、自然と立ち居振る舞いも丁寧になるように思います。

日常はバタバタと過ごしていても、スッと自分が変わる、そんなことを実感し、着物の素晴らしさを改めて感じました。


日本を訪れた外国人観光客の皆様に、横浜にこんなに素敵なお庭があって、そこでの日本の伝統文化の一つである華道体験ができるとお知らせしたいのです。さらには、それぞれの方の心に残るような、そんな時を紡ぎたいと思っています。



新しいことを始める時は、不安のドキドキと期待のドキドキ、二つの思いが入り混じりますが、お花を通じて外国の方々と心を通わせることができたなら、どんなにか楽しく嬉しいことでしょう。

沢山の外国の方々と触れ合える日を心待ちにしています。






さて、9月3日は神奈川県華道展1次展の生け込みです。

その日、私は何を生けているのでしょう。

まだ何も決まっていないのですが、この「家元のよみもの」を皆さんがお読みくださっている頃、ルンルンと楽しく花に向かっていることと思います。

この秦野市で開催の第74回神奈川県華道展、もし、お時間がございましたら是非お運びくださいませ。


さぁ、心踊る華展シーズンの幕開けです!



第74回 神奈川県華道展 のお知らせは こちら から

梶井宮御流

第二十一世家元 

一松斎 藤原素朝


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